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ちび子の旨いものパラダイス

ちび子の旨いものパラダイス

チファジャ三清洞店(韓国 ソウル市)

 

韓国旅行でぜひよっていただきたいのは『チェファジャ』です。

お店のサイトは( ´o`)

チェファジャ←韓国語だけです

 



本店(国立劇場内)ではなく、市内のサムチョンドン(三清洞)という表参道のようなおされな通りにある支店におじゃますることに

このサムチョンドン(三清洞)は、李氏朝鮮時代に王族や高官が住んでいた高級住宅街
でここ数年で素晴らしいおされストリートに変貌していました

 


チファジャ三清店


建物も素敵なお店で、テーブルについて説明をしてくださった郭泰寅さんは
日本在住13年で日本語がとても堪能です



ここには日本人がなじみの"マッコリ"や"ジンロ"などの韓国のお酒はありません。
日本でなじみのお酒は庶民の飲んでいるもので宮廷料理で振る舞われるお酒にはないと聞いていました...やっぱりなかった^^;



お店のお勧めは「覆盆子酒」Bokbunjiajuといって、西洋の赤ワインと同じようなもので山いちごの一種を漬けたブドウ酒のようなお酒です。

確かに一番高価^^;

 

 

 
       

赤ワインより更に濃厚な味にかすかに漢方の薬草のような香りがする
それはまったく気にならない香りで、かえって山いちごのエグミをまるく
してくれているよう。

飲みきれないと思ったら、二人でぺろっと飲んでしまった...というかあたい一人で^^;

 



お食事はおつまみからスタート
いきなり、乾き物のつまみか?と思ったが、これはアゴを慣らすために
少し堅い物や噛みにくい物で構成されているとのこと...



くるみ、干し柿、干し肉、昆布、ピーナッツなど
そして、それをつまみつつ待っていると三色巻登場
にんじん、キュウリ、もやし、肉などの細切り野菜を三色の皮に巻いて
食べる...
一口で食べられる品の良い品で色が美しい!

 

 

 

チファジャ(三色煎餅包み)
  三色巻き

 

 

続いて、ほどよく暖かいカボチャ粥を食べた後、冷たい白キムチで口を
整えるのだそうで、一緒に出てきます

 

チファジャ三清店 (水キムチとカボチャ粥)

                     カボチャ粥と白キムチ

 

 

宮中前菜(ここでやっと前菜^^;)は、朝鮮人参の天ぷらと肉の梅巻
朝鮮人参の天ぷらは産まれて初めて食べる味...苦みはなく、甘い!
梅巻はアクがある肉の消化を良くするためだそうで...

 

            チファジャ三清店 (前菜:高麗人参の天ぷらと牛肉の梅巻)

               朝鮮人参の天ぷらと肉の梅巻


ひとつひとつ意味がある料理に感心

 


日本人になじみの深いサワラの焼き魚登場
カラシのタレで和えたサラダも日本でよく食べているお味
韓国でも焼き魚とご飯は定番なんだそうだ...食生活が似ている

 

チファジャ (海鮮サラダとサワラの胡椒焼き)

海鮮サラダとサワラの胡椒焼き

 

 

                    チファジャ (海鮮の茹物)   

                        ホタテとエビのオイル煮

 


オイル煮といってもさっぱりしたお味で素材の味もしっかり
王様に生ものは厳禁だった時代に考えられた調理法で遠く海の幸を
新鮮な状態で宮廷まで持ってくるための方法だそうで...

 


ここでちぢみ登場
これもお上品なサイズです^^;

     

      チファジャ (宮廷風ちぢみ)

              三種類のちぢみ

チファジャ (キノコスープ)

キノコスープ


キノコスープは口の中に残ったちぢみの油をとる働きのため

 

    チファジャ (チャプチェ)
           チェプチェ


もともとは庶民の食べ物だったそうですが、1300年前に宮廷に伝わったのだそうです
具だくさんの春雨の炒め物でちびの大好物♪味も今までたべたチャプチェの中で一番!
お代わりしたかった^^;

 

本日のメインかな?
プルコギ(牛肉の炒め物)は、目の前で取り分けてくれました
この肉が軟らか~い上に朝鮮人参の千切りを添えてくれるのです
この人参の苦みが甘辛のタレの肉にちょうどいい味を加えてくれます
眼からウロコでした~

 

               チファジャ三清店 (宮廷風プルコギ)

 

 

          チファジャ三清店 (宮廷風プルコをとりわけ)

 

 

                            チファジャ三清店 (宮廷風プルコギ、朝鮮人参添え)

 


ここまででお腹はぱつんぱつん!ぱんっ!!
だめ押しのご飯が登場...
私は温麺を選択、友人は雑穀米とチゲスープを選択

 

だめ押しのご飯の後にデザートが...もう限界点
しかし、私の胃は恐ろしくどん欲に「おいでおいで、デザート」と手招き

 

食べました、なぜか入った^^;
いちごは外国で食べたもののなかで一番甘い!日本と差はありません
一緒についてきた焼き菓子は、手の込んだ一品だそうです
手前に見えている四角いものは、クレープのように焼いた生地に蜜を
染み込ませて一枚ずつ丁寧に重ねてつくる伝統菓子だそうです
これは上品な甘さで美味しいお菓子でした

 

                    チファジャ三清店 (果物と焼き菓子)

 


最後の最後にシッケという甘酒のようなさっぱりした生姜風味のお茶が
でてきてコース終了です

 

                         チファジャ三清店 (シッケ)

こんなに素晴らしい食の文化がある国としって感動しました
6年前にはまったく知らなかったものです
日本の懐石には季節というものが表現されていたり、美しいことが
重要です
しかし、韓国の宮廷料理には一品ずつ食べる意味がありました
まさに医食同源...感動的なお料理でした


そして、このお店の素晴らしいところは...

毎回運ばれてくるお料理を郭さんが"意味""味""歴史"などとても丁寧に
説明してくれました
この説明がなかったら、せっかくの宮廷料理もただ美味しいだけで終わってしまう

ぜひ説明を聞いて食べて欲しいと思います

 

チェファジャは、絶対にもう一度訪ねてみたいお店です


ちなみに今回のお食事「宮廷美のコース」は、51,000ウォン(5.462円)
でした~安くてびっくり

 

チファジャ(三清洞店)
ソウル市 鍾路区(チョンノグ)三清洞(サムチョンドン)11-8
TEL:02-733-5834~6
営業:ランチ12:00~15:00/お餅&お茶15:00~17:00
/ディナー17:30~22:00
休業日:旧正月3日、チュソッ(韓国の旧盆)3日
クレジットカード :可
日本語 : 可
日本語 Menu :あり



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